男性のシミ対策は、まず紫外線対策(日傘や帽子などで物理的に遮り、最後に日焼け止め)から始め、次にこすらない洗顔と保湿を習慣にし、気になるシミは自己判断せず皮膚科で相談する順番で進めます。日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aでは、シミ(色素斑)は少量の紫外線でも長年浴び続けることで起こる光老化の一つとして説明されています(日本皮膚科学会 皮膚科Q&A Q2)。だから、毎日の紫外線対策が土台になります。
この記事では、Samurai Beauty 渋谷東店 編集部の視点で、日焼け止めの強さの選び方と塗り方、洗顔と保湿で避けたいこと、皮膚科に相談する目安までを1ページにまとめます。シミが消える、薄くなるといった結果は約束できません。シミの種類の見分けや治療は医師の領域のため、この記事では判断しません。
日焼け止めだけを詳しく知りたい方はメンズ日焼け止めの塗り方の記事、日焼け止めが必要な理由はメンズ日焼け止めの必要性の記事もあわせて読めます。
男性のシミ対策を始める順番
男性のシミ対策の順番とは、紫外線を浴びる量を減らす対策を最初に置き、次に毎日の洗顔と保湿を整え、気になるシミは皮膚科に相談するという、優先度の並べ方のことです。
シミ対策というと美容液や美白をうたう製品を思い浮かべがちですが、先に整えたいのは「浴びる量」です。次の表は、本記事で扱う内容を優先度の順に並べたものです。順番は編集部の整理で、一人ひとりの肌に合わせた診断ではありません。
| 優先度 | やること | ひと言でいうと |
|---|---|---|
| 1 | 紫外線を物理的に遮る(日傘、つば広の帽子、長袖など) | 日焼け止めより先に、まず遮る |
| 2 | 日焼け止めを場面に合う強さで、量を守って塗る | 皮膚の最後の砦として使う |
| 3 | 夜は日焼け止めを洗い落とし、こすらず洗って保湿する | 落とし残しを避け、強くこすらない |
| 4 | 気になるシミは写真を残して皮膚科に相談する | 見た目だけで種類を決めない |
1と2は日本皮膚科学会の皮膚科Q&A「光線防御のポイントは?」の考え方に沿っています(日本皮膚科学会 皮膚科Q&A Q10)。このQ&Aは、日傘、広いつばが全周にある帽子、長袖、長ズボンなどで皮膚に届く紫外線をできるだけ減らすことが第一で、皮膚には最後の砦として日焼け止め(サンスクリーン剤)を塗る、と説明しています。
紫外線対策は「遮る」から考える
物理的な遮断とは、日傘・帽子・長袖などで肌に当たる紫外線の量そのものを減らす方法で、日焼け止めを塗る前の土台にあたります。
日傘に抵抗がある場合は、日傘に限らず、つばが全周にある帽子や、通勤で着る長袖も同じ役割を持ちます。顔に当たる量を減らしたい日は、日焼け止めを塗る前に、帽子や上着で遮れないかを先に考えます。
同じQ&Aでは、スキー、特に春スキーは照り返しによる紫外線の量が大きいため注意が必要なこと、山は空気の層が薄く澄んでいるため平地より紫外線が強いことにも触れられています(日本皮膚科学会 皮膚科Q&A Q10)。休日のレジャーやゴルフ、登山の日は、通勤の日より遮る手段を増やす、という考え方ができます。
環境省の「紫外線環境保健マニュアル」には、紫外線対策を扱う第3章が用意されています。体系的に読みたい場合の入口になります(環境省 紫外線環境保健マニュアル)。
日焼け止めの選び方と塗り方
日焼け止め(サンスクリーン剤)とは、紫外線から皮膚を守るために塗る製品で、強さはUVBを防ぐ効果を示すSPFと、UVAを防ぐ効果を示すPAで表示されます。
日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aによると、SPFはSun Protection Factorの略でUVBに対する防御効果を表し、数字が50以上になると性能に大きな差がなくなるため、SPF50以上の製品はSPF50+と表示されます。PAはUVAに対する防御効果の表示で、PA+は効果がある、PA++はかなりある、PA+++は非常にある、という意味です(日本皮膚科学会 皮膚科Q&A Q12 サンスクリーン剤の性能表示)。
では、毎日の通勤と休日で、どの強さを選ぶのでしょうか。同じ学会のQ&Aは、場面別の目安を次のように示しています。日常生活で光老化を防ぐだけなら、それほど強いものは必要ないとも説明されています(日本皮膚科学会 皮膚科Q&A Q13 サンスクリーン剤の使い方)。
| 場面 | 目安として挙げられている強さ |
|---|---|
| 日常生活 | SPF5・PA+ |
| 軽い屋外活動、ドライブ | SPF10・PA++ |
| 晴天下のスポーツ、海水浴 | SPF20・PA+++で耐水性のあるもの |
| 熱帯地方での屋外活動 | SPF30以上・PA+++ |
この表は学会Q&Aの目安をそのまま並べたもので、2026年10月18日に本文を確認しました。店頭の製品はこれより高い数値のものも多く、合う強さは肌の状態や過ごし方で変わるため、迷うときは皮膚科や薬剤師に相談してください。
仮の例として、平日は電車と徒歩の通勤が中心の人と、休日にゴルフへ行く人を考えます。平日は帽子や上着では遮りにくいため、表の「日常生活」の強さの日焼け止めを量を守って塗り、休日は帽子とつばで遮ったうえで、「晴天下のスポーツ」の強さのものを選んで塗り直す、というように使い分けます。数値は学会Q&Aの目安で、この例は読者の状況を当てはめるための仮のものです。
同じQ&Aで、日焼け止めの効果は「量」に左右されることが説明されています。SPFやPAは1cm²あたり2mgという量で測定されていますが、実際には必要量の3分の2程度しか塗られていないことが多く、その場合は効果が約半分になるとされています。塗り直しは、汗や顔を触ることで落ちやすくなるため、規定量を全体にのばして3時間に1回程度行うのが確実だと説明されています。塗り忘れやすい部位として、うなじ、耳たぶ、首、手の甲が挙げられています(日本皮膚科学会 皮膚科Q&A Q13)。
顔に塗る量・順番・落とし方の実践手順は、メンズ日焼け止めの塗り方の記事で詳しく扱っています。この記事では、シミ対策の優先順位の中で日焼け止めをどこに置くかに絞ります。
洗顔と保湿でやりがちな失敗
シミ対策の洗顔と保湿とは、日焼け止めや汚れを落とし残さずに洗い、強くこすらないようにしながら、洗顔後に保湿を足すという毎日の基本ケアのことです。
日焼け止めを毎日使うなら、夜にきちんと落とす洗顔は欠かせません。学会のQ&Aは、落としにくい製品は夜に専用のクレンジングなどで洗い落とすことが大切だと説明しています。
| 場面 | 避けたいこと | 代わりにすること |
|---|---|---|
| 夜の洗顔 | 落とし切ろうとして強くこする | 落ちにくい日焼け止めは、専用のクレンジングを選んで洗い流す |
| 汗をかいた日 | タオルで顔をこすって拭く | 押さえるように水分を取り、日焼け止めを塗り直す |
| 洗顔後 | 何もつけずに放置する | 肌に合う保湿を足す |
| 気になるシミがある日 | 爪や道具で触る、削る | 触らず、写真を残して皮膚科で相談する |
汗をかいたときに日焼け止めが落ちやすいことは、前の章で挙げた学会Q&Aでも触れられています。洗顔のあとに使う化粧水の選び方はメンズ乾燥肌向け化粧水の選び方、朝と夜のケアの違いはメンズスキンケアは朝と夜で何が違うかをまとめた記事が参考になります。
気になるシミは自己判断せず皮膚科へ
シミの相談とは、顔や手に気になる色の斑点があるとき、見た目だけで種類を決めず、皮膚科の医師に診てもらい、診断と対応を確認することです。
シミに見えるものにも、いくつかの種類があります。日本皮膚科学会のQ&Aは、紫外線が関係する皮膚がんとして日光角化症、有棘細胞癌、基底細胞ガン、メラノーマを挙げ、顔や手の甲など長年にわたり日光を浴び続けた場所に出るガンとして紹介しています。ただしメラノーマは、日本人では紫外線によるものは多くないとも説明されています(日本皮膚科学会 皮膚科Q&A Q8)。見た目が似ていても同じものとは限らないため、自分や家族の判断で「ただのシミ」と決めないことが大切です。
また、シミ(色素斑)は、少量の紫外線でも長年にわたって浴び続けたときに起こる光老化の一つとして説明されています(日本皮膚科学会 皮膚科Q&A Q2)。今日から遮る対策を始めることは、その意味で今後のために役立ちます。ただし、すでにあるシミの種類や、取れるかどうかは、この記事では判断できません。
皮膚科に行く前に、次の4点を整えておくと、相談が進めやすくなります。
- 気になる部分を、明るい場所で正面から撮った写真
- 気づいた時期と、その後の大きさや色の変化
- 普段使っている日焼け止めやスキンケア製品の名前
- 赤み、かゆみ、出血、痛みなど、他に気づいた症状
色や形が短期間で変わる、出血する、盛り上がってくるなどの変化があるときは、様子見を続けず、できるだけ早めに皮膚科に相談してください。
サロンで相談できること・できないこと
サロンで相談できることとは、身だしなみの施術メニューの内容や価格、予約前の確認事項のことで、シミの診断や治療は含まれません。
Samurai Beauty 渋谷東店のホットペッパービューティー掲載ページで、2026年10月18日に確認した範囲では、メンズハーブピーリングが5,500円(ご新規の方のみ、提示条件は予約時)で掲載されています。メニュー説明に、シミを対象とする記載は見当たりません。また、メンズ美容カウンセリングは0円で、どなたでも利用できると掲載されています。予約は完全予約制で、ホットペッパービューティーから空席確認・予約を行います(Samurai Beauty 渋谷東店のホットペッパービューティー掲載ページ)。最新の料金や条件は、予約画面でご確認ください。
気になる部分があるときは、施術の前に相談し、皮膚科での確認と使い分けるのが安全です。メニューの組み合わせ方は眉毛・ネイル・ハーブピーリングの組み合わせ方の記事にまとめています。
まとめ
男性のシミ対策は、帽子や上着で遮り、日焼け止めを場面に合う強さで量を守って塗り、夜は落とし残しのないよう、こすらず洗って保湿するところから始めます。気になるシミは、写真を残して皮膚科で相談します。サロンは身だしなみの相談の場で、シミの診断や治療を担う場ではありません。
よくある質問(FAQ)
- Q1. 男性のシミ対策は、何から始めるのがよいですか?
- 紫外線を物理的に遮る対策から始め、最後に日焼け止めを塗るのが基本です。日本皮膚科学会のQ&Aは、日傘、広いつばが全周にある帽子、長袖、長ズボンなどで紫外線を減らすことが第一で、日焼け止めは最後の砦だと説明しています(Q10)。
- Q2. 日焼け止めはSPFが高いほどよいのですか?
- 場面に合う強さを、量を守って使うことが大切です。学会のQ&Aは、日常生活で光老化を防ぐだけならそれほど強いものは必要ないと説明し、SPFが50以上になると性能に大きな差がなくなるとしています(Q13、Q12)。
- Q3. 日焼け止めは1回塗れば一日大丈夫ですか?
- 汗や、顔を触ることで落ちやすくなります。学会のQ&Aは、規定量を全体にのばし、3時間に1回程度塗り直すのが確実だと説明しています。
- Q4. 洗顔や保湿だけでシミ対策は足りますか?
- 洗顔と保湿は、日焼け止めを落とし残さず、強くこすらないための毎日の基本ケアです。すでにあるシミの種類や対応は、皮膚科で確認してください。
- Q5. どんなシミなら皮膚科に相談すべきですか?
- 気になるものは、自己判断せず相談してください。色や形が短期間で変わる、出血する、盛り上がってくる、といった変化があるときは、特に早めの相談が安心です。紫外線が関係する皮膚がんとして、顔や手の甲など長年日光を浴びた場所に出るものが学会のQ&Aで紹介されています(Q8)。
- Q6. サロンのハーブピーリングはシミ対策になりますか?
- 掲載ページのメニュー説明にシミを対象とする記載は見当たらないため、シミの診断や治療は皮膚科で、身だしなみの相談はサロンで、と使い分けてください。
あわせて読みたい姉妹メディア

